ミュージカル【キャッツ】25年ぶりに観る
2012.10.23著
【牛に引かれて善光寺参り】ならぬ【娘に引かれて横浜 猫参り】
先日18日に娘に連れられて家内とともにミュージカル【キャッツ】を横浜まで観にいった。
横浜キャッツシアターは11月11日で閉幕となり、12月からは広島で開幕するとのこと。
【キャッツ】のことは、「豊かさとは何か」の中で雑談として少し書いたのですが、結婚1周年の時に家内と大阪の梅田仮設劇場で観て以来25年ぶりのことだった。
あの時は何の予備知識があるわけでもなく、ただ久野綾希子のグリザベラを観てみたいの一念だったけれど、2回目とはいえ25年ぶりのことだったにもかかわらず意外と全体をゆとりを持って楽しむことができた。
もっとも、家内と娘はチョクチョクと横浜まで観にいっていたのだけれど、【キャッツ】だけは何度観ても飽きないという。
そんな彼女たちは、早くも来年春の大阪での【ライオンキング】のチケットまで入手済みだ。
確かに、【キャッツ】は歌って踊ってのミュージカルの全ての要素が凝縮された作品であり、何よりも動きが激しい分、何度観ても楽しくなることは間違いないだろう。
僕たちは楽しいけれど、役者さんは相当消耗するだろうな!
それに、配役の相違などでも違った味わいを楽しむことができるだろう。
娘や家内に言わせれば、【キャッツ】だけは配役がどうであっても当り外れが少ないとのことだ。
僕が今回観ての感想も、やはり思わず魅入られてしまったというところだろうか。
前回は初代グリザベラ久野綾希子にばかり目が集中していたのだけれど、今回は、あんな甘く低く男らしい声を欲しいものだと思わされるほど、特に男性キャスト陣の声の美しさに魅せられた。
数年前に観た【オペラ座の怪人】のファントムの歌声でも感じたことなのだけれども・・・。
そこで、当日のキャストを、劇団四季のHPから記念に残しておいた。
2012年10月18日劇団四季ミュージカル【キャッツ】キャスト
- グリザベラ(落ちぶれた娼婦) : 河村 彩
- ジェリーロラム(お姉さん)=グリドルボーン : 秋 夢子
- ジェニエニドッツ(グウタラおばさん) : 原田 真理
- ランペルティーザ(泥棒稼業の女性 ) : 山中 由貴
- ディミータ(激しい女性) : 坂田 加奈子
- ボンバルリーナ(セクシー系女性) : 相原 萌
- シラバブ(幼女) : 和田 侑子
- タントミール(神秘的な女性) : 大橋 里砂
- ジェミマ(少女) : 小笠 真紀
- ヴィクトリア(しなやかな女性) : 廣本 則子
- カッサンドラ(タンブルブルータスと恋仲) : 藤岡 あや
- オールドデュトロノミー(長老) : 山田 充人
- アスパラガス(老役者)=グロールタイガー/バストファージョーンズ(政治好きのグルメ) : 橋元 聖地
- マンカストラップ(リーダー) : 萩原 隆匡
- ラム・タム・タガー(ツッパリ) : 飯田 達郎
- ミストフェリーズ(マジシャン) : 松島 勇気
- マンゴジェリー(泥棒) : 斎藤 洋一郎
- スキンブルシャンクス(夜行列車の車掌) : 劉 昌明
- コリコパット(少年) : 横井 漱
- ランパスキャット(喧嘩好き) : 永野 亮比己
- カーバケッティ(紳士) : 一色 龍次郎
- ギルバート : 入江 航平
- マキャヴィティ(犯罪王) : 川野 翔
- タンブルブルータス(カッサンドラと恋仲) : 光山 優哉
オールドデュトロノミーとアスパラガス=グロールタイガーの声、そしてミストフェリーズのダンスとスキンブルシャンクスの楽しい踊りと歌声などが素晴らしく印象に残りました。
しかし、こりゃぁ何度も観ないと猫の名前(ジェリクルネーム)も覚えられませんなぁ・・。
アスパラガス役の橋元 聖地さんの声はどこかで聞いたことがあるような・・・。
【オペラ座の怪人】のファントム役もされているのも頷ける素晴らしい声でした。
僕が見に行ったときのファントムは高井治さんだったけれど、一度聞き比べてみたいものだと思いましたね。
グリザベラの河村 彩さんはごく最近にグリザベラとしてデビューされたらしいのですが、グリザベラ役に相応しい美しい声だと感じました。
彼女は【オペラ座の怪人】のカルロッタ役もこなされるそうです。
ミュージカル【キャッツ】の歌
posted by DVF at 12.10.10
劇団四季
ポニーキャニオン
おすすめ度:
[評価;5]キャッツの世界に入っているみたいです!
[評価;5]何百、何千回と聴いたCD
[評価;5]再感動!
劇団四季による人気ミュージカル『キャッツ』のロングラン・キャスト版。キャストは、志村幸美、保坂知寿、服部良子、青山弥生、山田千春、柴垣裕子、鈴木京子、山崎佳美、 北川潤、光枝明彦、光枝明彦、飯野おさみ 、沢木順、加藤敬二、山口正義 、芥川英司 。
世界の【キャッツ】をDVDで!
posted by DVF at 12.10.10
監督:ディヴィッド・マレット
ジェネオン・ユニバーサル
おすすめ度:
[評価;5]さすが!
[評価;5]お薦め
[評価;5]ネコ好きにはたまりません!
ブロードウェイ史上最長のロングランを記録した世紀の名作ミュージカル。人間に飼い馴らされることを拒否し、したたかに生き抜く野良猫の集団“ジェリクルキャッツ”の生き様を描く。“ユニバーサル・シネマ・コレクション”。
さて、ミュージカル【キャッツ】は何故これほどまでに世界での人気を保ち続けるのでしょうか?
とは言っても、ストーリー自体は無いに等しいですから、【キャッツ】を観ても何も魅力を感じない方も居られるのも自然なことです。
ミュージカルやショー自体が好きでもない方なら尚更でしょう。
僕も別にミュージカルが好きというわけではありません。
けれども、演目にもよりますが観れば純粋に楽しいと感じることも多いです。
一生懸命に練習した歌や踊りのスキルに加えそのスピリッツを感じることができれば、それは僕にとっては確かに大きな感動になっていることを感じます。
生まれてきた以上、より多くの世界に接したいという性分もあるでしょうし、音楽やスポーツも大いにこなしたいという自己欲求が強いこともあるからかもしれませんが、歌声の美しさ・踊りの躍動美、単にそういった技術的な側面だけで楽しむことができます。
もう一つ、多くの人が引き込まれる大きな理由の源は24匹という圧倒的な数の多さではないかと思うのです。
数が5匹だったらどうだろうか?10匹だったらどうだろうか?
そんな風に考えてみるのも面白いのではないでしょうか?
数の多さが歌やダンスや動きの中で調和することによる一体感のようなものに圧倒され、自分も舞台の中に引き込まれる気分を与えてくれることが人気の秘密ではないかと感じています。
政治的に、あるいは宗教的に利用されるなら怖いものと言えると思っているのですが・・・。
また、特定の猫にスポットが当てられるわけではなく、全ての猫が個性の多様性として披露されていくことへの心地よさもあるのではないでしょうか?
もう一つはストーリー性・メッセージ性ということになりますが、【キャッツ】はそれぞれの猫の生き様を紹介するという形式ですから、特にシリアルに繋がっていくストーリー性には乏しいのは事実。
もともと、イギリスの詩人T.Sエリオット(Thomas Stearns Eliot)の「キャッツ-ポッサムおじさんの猫とつき合う法」という詩が原作だそうですね。
メッセージ性に関しては受け取る側の感受性はもとより芸術的感性によって大いに感じ方が違うので当たり前ではないかと思うのです。
もちろん、作者の側が何に重きを置いて表現しようとしているのかによって大いに違ってきますから、自分が何を期待しているのかという点で概略を掴まれてから観覧の是非を決められるしかないと思います。
そもそも、僕はメッセージ性のあるものが好きですが、こういった芸術分野にはメッセージ性はそれほど期待していませんし、たとえ何らかのメッセージが込められていたとしても、それを見抜く眼力が無いことが分かっています。
そういう意味では、はっきりと割り切っており、技術的側面・芸術的側面を素直に楽しめれば心の栄養になるかなという程度なんです。
その結果、メッセージとして何か感じるものがあれば、それを素直に受け止め、場合によっては知識として深めたいなと思うだけというところでしょうか?
ミュージカル【キャッツ】に関しては、直裁的なメッセージ性は無いと思いますけれども、全体としての要旨を回顧してみることで考える素材はいくつかはあるのではないでしょうか?
観て楽しかっただけで終わるのもよし。
じっくり振り返って、「何故?」と思えるところを自分なりに追求していくと、メッセージ性を抽出できるのだと思います。
余談になりますが、【キャッツ】公演を観た後、夜は中華街でディナーをとらせていただきました。
又、別ページで認めようかと思うのですが、15年前、中国に技術支援に行っている際に本場上海で食べた上海蟹を頂きました。
お店は一楽さん。
姿蒸しは、やはり本場で食べたときの方が初めてということもあり強烈な美味さの印象でしたが、酔っ払い蟹は絶品!
コースの料理の美味さは流石に横浜中華街!
特に、酔っ払い蟹と上海蟹味噌入り小龍包には、
家内も娘も「こんな小龍包食べたことない!」と絶賛。
実に美味しかったですね。
11月にはオスが美味しい季節になります。
是非、横浜中華街に足を運ばれては如何でしょうか?
もちろん、予約してくださいね。
もちろん、横浜中華街で食べるのが一番でしょうが、当座行けない方は【上海蟹味噌入り小龍包】ネットで買い求められるのも一つの方法です。
そのぐらいの価値はある逸品です。
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