塾と教育-読者の皆様から-
2001.01.17著
教育に関してはこのようなご意見頂きました。
北海道の場合、関東、関西の状況とは、ずいぶん違っていると思いますし、偏差値主義を奨励はしませんが、僕は、親御さんたちの子供を塾に通わせて、より高いレベルに到達させようとする行動には否定的ではありません。
人間的な面がどうか、ということは、ひとまず置いておいても能力の高い人間に多く交わらせるということは、触発されて、その子にとって有益な、ある場合には周りをも益するかもしれない、ひとつの創造といえるような成果を生む場合も多々あると思うからです。
なんだか、奥村さんの言わんとするところの断面を輪切りにしたような文章になってしまいましたが、とりとめのない雑感と読み流してください。
今年も中身の濃いメールマガジン、期待しています。
貴重なご意見ありがとうございます。
僕も言われるところには同感です。
塾は、単に詰め込み主義で受験優等生を作り出そうしているのではないと僕も思います。
受験は詰め込み主義で突破できるほど甘いものじゃありませんよね。
考える力が無ければなかなか栄冠は掴めないものだとは思います。
ただ、問題は誰もにとって効果があるものではないということだと思います。
けれども、誰もが横並び主義で並びたがる。
ここが僕にとっては一番悲しいと思うところです。
そこに、勉強の仕方の個性が無くなり、総体としての学力低下という結果を招いている原因を見ています。
少し前ですが、教育関係のMLで「本当に学力は低下しているのか?」という論議がなされました。
確かにそれを証明する客観的なデータはほとんど無く、なんとなくの感覚でしかなかったのですが、ここに来ていろいろなデータが揃い始めて、はっきりとその傾向が事実として証明されて来ました。
”本当に考えれる”学生の絶対数がかなり減った分、単なる知識詰め込み型のパターン優等生が栄冠を勝ち取る枠が増えて来ているとも言えるのではないかと感じたりしています。
”考えることが出来る”のに、つまらないミスをする受験生にとっては災難だと言えるかもしれませんね。
そんな人材の方がずっと面白いのに・・・。
ただ、そんな才能はどこに行っても開花しますから大きなお世話かもしれません。
又、一方で、そんな有能な人材の為の時代ではない社会ですから(嘆いて危機感持っているのは大学関係者だけ?)力まずに飄々としてマイペースで力量を発揮してくれればいいなあと感じます。
世の中、はっきりと言って、”考えることのできる人材”など全く必要とはしていません。
いくら良い格好の建前を世間に発表していても、実際は”事務処理能力”さえ高ければ充分だという認識の筈です。
あまりゴムを伸ばし過ぎると塑性変形しちゃう。
そして、その限界強さも一人一人が違う。
みんなと同じ方向ばかりに引っ張るより、違う方向へ引っ張った方が強い場合も多い。
そのへんのところを見極めながら活用するのが肝要だと思いますね。
そして、”考えることが出来る”ライバルに出会ったら、先ずは憧れる気持ちを持って欲しいですね。
そうすれば、それを契機に本当に伸びていく可能性充分と思います。
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