知と愛-西田哲学「善の研究」 ~言葉と詩の花束No.5~
2000.10.28著
知と愛は同一の精神作用である。それで、物を知るにはこれを愛さねばならず、
物を愛するにはこれを知らねばならぬ。
西田幾太郎著 「善の研究」より
あまりにも有名なフレーズでしょうか?
夫婦の愛に限らず、人と人との相互関係の中でいつもこの相互作用が
働いていれば、「壊れる」ということはないのかもしれません・・・。
こんな簡単に見えることが、世界中で出来ていないから、
いつも争いが絶えることがないのでしょうね。
日本は、広島から長崎から、そして京都からも世界に向けて
発信できるリーダーシップの素養は充分に持っている筈なのだと思います。
これからの若い学生さんたちには、
西田哲学に限らず、京都学派に
是非一度は接してもらいたいと願います。
善の研究
西田(1870‐1945)は、主観と客観、精神と物質などをいかに統一するか
という哲学上の根本問題の解決を、直接に与えられた純粋経験に求め、
そこから出発して知識・道徳・宗教の一切を基礎づけようとした。
のちの西田哲学の出発点ともなった本書は、明治以後、日本人の手になる
最初の哲学書といわれ、多くの人に迎えられて今日に及ぶ。
(「BOOK」データベースより)
かつては、若者のバイブル的存在だった時代もありましたね。
キーワードは「無」「純粋経験」「絶対矛盾的自己同一」。
若い頃読んだきりだが、今読めば、かなりの理解度をもって読めるのかも知れない。



