15年ぶりに食する上海蟹（大閘蟹）

2012.10.29著

約15年ぶりに上海蟹を食しました！

先日18日に娘に連れられて家内とともにミュージカル【キャッツ】を横浜まで観にいった際、1泊でしたので横浜中華街にてディナーとして上海蟹をいただきました。

お店は一楽さん。
もちろん、事前に予約していきました。

貧しい我が家には、萬珍樓さんや聘珍樓さんといったところでは出費がかさみすぎるため、お手軽な値段3,675円のコースがあった一楽さんに決めました。

ソフトドリンクはクーポンを利用し、姿蒸しと酔っ払い蟹をオプションで付けたりビールを頼んで、結局5,500円ほどになりましたが、それでも安いですよね。

コストパフォーマンスが充分満足できるという以上の満足感の残る美味しさでした。

姿蒸しは、やはり上海で食べたときの方が、初めてということもあり強烈な美味さの印象が強過ぎたのでしょうか、感動までには至らない感じだったかな。

僕は、全然グルメではなく、何を食べても美味しいと思う味音痴なんですが、やっぱり昔に比べて味が落ちているのか、あるいは現地で食べる分だけ新鮮味が違うのかな？って感じでした。
しかし、初めて食べる酔っ払い蟹は感動ものの絶品でした。

上海蟹味噌入り小龍包も絶品！
家内も娘も「こんな小龍包食べたことない！」と絶賛。
上海蟹肉と蟹味噌入りチャーハンもメチャウマ！
コースの料理の美味さは流石に横浜中華街！
（神戸に近いのに南京町さんで味わえずにすみませんm(__)m）

思えば、約15年前、四川へ技術支援で何回か往復した際に、上海で初めて上海蟹を頂く機会を得たのですが、あのときは本当に感動ものでした。

四川での食事では語り尽くせないほどの珍エピソードがありますが、上海での料理は日本人にとってはグルメの最高峰と言えるほど何を食しても美味いものでした。

お抱えの通訳（社員）が2名も居ましたから、上海では彼らに、四川ではクライアントに、なかなかツアー観光では巡れないような街中のお店に連れて行ってもらいました。

そりゃぁ、通訳の彼らの本拠は上海ですし、自分たちもタダで食べれるのですから、不味い店に連れて行くはずがありませんよね。
おまけに、通訳の奥さんやら彼女も加えて和気藹々と上海蟹となっていました。

上海蟹は高額なため、なかなか現地の人でも食べれる人は少ないと彼らは言っていましたが、今は経済成長のおかげで庶民も大いに食べているのかもしれませんね。
ただ、当時から汚染が酷くて収穫量も落ちてきているようなことも言っていましたね。

今回、お店の人にも聞いてみたのですが、「そんなことはないですよ」と言っておられました。
別に詳しく調べてイチャモンをつける気はないのですが、はたしてどうなんでしょうね？

上海では、お店の給仕さんと通訳さんが「胃は食べられないんや」とか説明しながら総がかりでハサミで解体作業をやってくれました。
そのおかげもあり、はっきり言って感動するほど美味かったです。

もともと蟹は身を取るまでが面倒くさいですし、時間をかけた割りにチョロっとしか食べれないもんで、僕は普段はほとんど食べないですから、感動したとしてもあまり当てにはなりませんけれど・・・。

今回、姿蒸しは最初に食した時ほど感動はしませんでしたが、それでもやっぱり蟹味噌は美味！

それに、なんてったって横浜中華街だし、得体の知れない店で食べるのではないからと酔っ払い蟹（紹興酒に漬けたもの）も予約しておいたのですが、これが予想以上に美味かったですね。
家族も、これには頬が落ちたようです。

翌朝も、中華街で中華粥の朝食をとることに決めていました。
家内と娘が前回のキャッツ詣の時にホテルで強く勧められたという謝甜記（シャテンキ）さん。
朝10時からの開店早々に入り、ゆったりと食べれたこともあり、これも実に美味しかったですね。

四川滞在時も、米を食べたいと言えば中華粥だったですし、ラーメンが食べたいと言えば、日本のにゅうめんのようなものだったことを思い出しました。 ホント、日本式のラーメンは一度も食べれませんでした。（今はどうか知りませんが・・・。）

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余談になりますが、その日の昼食は赤レンガ倉庫でやっぱり中華で〆ました。
でも、中華街から一歩出ると、普通の中華料理と大して変わらんのかなと感じてしまった次第です。

上海蟹も11月にはオスが美味しい季節。
汚染も年々状況が悪くなることもあり得ないことではないでしょうし、哀しいことに日中関係もどうなるかわかりません。

自然にもどんな異変が起きるかも分かりませんよね。
是非、今のうちに横浜中華街に足を運ばれて味わってみては如何でしょうか？
但し、予約をお忘れなく！

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もちろん、横浜中華街で食べるのが一番でしょうが、当座行けない方は【上海蟹味噌入り小龍包】をネットで買い求められるのも一つの方法です。
そのぐらいの価値はある逸品です。

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